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Channel: [ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]
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SMAP✖️SMAP最終回を見て SMAPの存在を考察

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わたしはSMAPのファンじゃない。
コンサートに行ったこともないし、CDだって買ったことがあるかどうか?青いイナズマくらいかな?そんなレベル。

昨日のSMAP✖️SMAPだって、最後だから見ておこうかなって軽い気持ちでテレビをつけた。軽い気持ちだったから録画もしてない。

それなのに、翌朝の今も、この記事を書きながら涙ぐんでいる。



わたしはなぜこんなに寂しいんだろう?
彼らがいなくなるわけじゃないのに。

いや。
そもそも、中居正広、木村拓哉、草彅剛、香取慎吾、稲垣吾郎……そのひとりひとりを思い浮かべても、とくに思い入れは無い。
嫌いでもないけどそんなに好きでもない。


それなのに、5人集まったSMAPとなると、いなくなってしまうことがたまらなく寂しい。

ドラマ、バラエティー、CM、流行歌、いつもSMAPがいた。
街を歩けばSMAPのポスターがあった。
喫茶店でもSMAPの曲が流れていた。
雑誌の表紙、電車の中吊り、友だちとの会話。

香取くんと同い年のわたしにとって、SMAPは……
なんだろう。
一言じゃ言えない。

言えるのは、そこにあって当たり前のものだったということ。
解散するってことを、昨日まで本当には実感していなかったんだと思う。

今までも何度も解散報道があった。いろんなスキャンダルがあった。稲垣吾郎の事件や草彅剛の事件もあった。不仲説もあったし、人気凋落なんてことも言われた。

毎週見ていたスマスマもいつの間にかめったに見なくなっていた。
解散したってしょうがないと思った。


でも、そうなんだけど、SMAPっていうのは、拠り所だったんだと思う。
SMAPは、安心して戻れる場所の象徴だった。



バラバラな個性で、ふだんはそれぞれがそれぞれの活動をしていても、そこに戻る場所があるっていうこと。

懐かしい故郷のように、振り返るとそこにあるものだった。


中学校を卒業して、高校を卒業して、大学を卒業して、学校のともだちとはあんまり会えなくなった。
バイト仲間や職場の同僚とも、辞めたら会わなくなった。
実家から離れて暮らすようになって、親戚や近所の人に会う回数が減った。

人生のステージが変わると、今まで当然のように毎日会っていたひとと会えなくなる。
久しぶりに会うと楽しくて懐かしいけれど、纏う空気が違う。


SMAPのメンバーは、ふだんは5人で活動していない。
ドラマや映画やバラエティー、それぞれ違う場所で違うことをやっていた。

それでも、5人が集まるといつだってその瞬間に「SMAP」になっていた。
そういう存在だった。




何が寂しいのか、わかった気がする。


わたしたちSMAPの世代は、これから失っていく。
当たり前のようにあったもの。
当たり前のようにいた人を。











ソフトバンクのCMで
「さよならじゃないよな」



それでも、そう言いたい気持ち。
代弁してくれてありがとう。









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どくしゃになってね…


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