ここ数日、ひとりで「うしおととらアニメ祭り」してました。
アニメ後半一気!
どの辺から見てたかな?30…31話くらいか。そのへん。
みんなが潮を忘れて、秋葉流ととらが戦うあたり。
このへんから物語は急速に終結に向かってゆく。
オープニングテーマが混ぜるな危険から週替わりの奇跡の神話 に変わったのはもうちょっと前…27話(風が吹く)だった。曲は「混ぜるなー混ぜるなー」が好きだったけど 、混ぜるな危険じゃなくなってからが盛り上がる。ので、つい後半を観ちゃう。
流の戦う理由っていうのは、単純なのーみそのわたしには不可解で、彼の中に吹く風の冷たさはわからない。白面の者にも、その冷たい風は吹いていたんだろう。流にいちゃんよりずっと冷たい風が。
別に何かを究めたわけでもないくせに小器用な天才ぶりで拗ねてた流にいちゃんの「天才ゆえの孤独」は厨二病こじらせただけって気もするけどね〜 流にいちゃんファンにはごめんだけどさ。
ウンディーネの乗員赤羽さんが好きだ。
後半の重苦しい空気のなかの癒し。赤羽さーん。
渋いおっさん乗務員もいいけど、優しげなメガネに弱いのよ。スラダンの木暮くんとかね。ふにゃふにゃと頼りがいがなさそうで使えなさそうで、それでいて、やるときゃやる。決めるときはキメるメガネ!
素敵だわ。赤羽さん。
この後半のなにがいいって、こういう、赤羽さんみたいな脇役の存在なんだよね。
脇役が脇じゃなくなる。
収束していく一点、白面の者との最終決戦の場で、 何が白面を倒す力になるのか?
とらだけじゃだめだった。
潮だけでもダメだった。
うしおととら……でも、足りなかった。
ドラゴンボールでの元気玉よりももっと、みんなの力が白面を倒す。
真由子や歴代お役目様の結界、自衛隊、ばけものたち、麻子の両親がチャーハンを振る舞うこと、黄泉返った亡き人たち……
涙腺崩壊。
父さんの腕とか。飛行機とか。もうね。
潮が憎しみに囚われて獣の槍が「しょうこともなし」にばらばらになって、あああー獣の槍がぁあああーって絶望かと思いきや、粉々になったことでみんなの頭の中の婢妖を破壊してくれて、海に沈んだ潮がシャガクシャの記憶と同期するとかもぉアツすぎる。
鏢さんのラストバトルが親子(母親と娘)を守るっていうのもたまんないし!
ハマー機関のマルコとニコラス(と写真のヘレナ)……ううう。
見はじめると辞めどきがわかんなくなる。
アニメ後半を見はじめると危険。
そんなこんなでみんなの力が白面を追いつめる。
陽の力。
白面の陰に生まれついた哀しみがせつない。
澱んだものでうまれつき、濁って、憎しみを糧に生長した白面の者。
見上げる眩しい存在に憧れることも許されず、ただ妬み破壊することしかできない。
そんな存在を、どうしたらいいのか。
悲しい過去や憐れむべき何かを持っていたとしても、不可逆な悪の存在がいたとしたら。
……とてもやりきれないけれど、やっぱり、倒すしかないんだと思う。
かわいそうだけど、その存在は悪なのだから。
もしかして未読、未視聴の方がこの記事を読んでいるといけないので、とらのあのセリフはこの場では記さずにおこう。
楽しかったよな。
それにしても、アニメ版で凶羅のバトルが無かったのはかえすがえすもムキー!!ってなる。
色々削らなくちゃいけなかった事情はわかる…わかるけど…凶羅はさぁああああああ!!
ああ。
アニメを観ると原作を読み返したくなってしまう。
うしおととら関連記事
うしおととら超簡単あらすじややネタバレ
うしおととら人物紹介
[まとめ買い] うしおととら(少年サンデーコミックス) [Kindle版]
うしおととら コンプリート DVD-BOX1 (1-13話, 384分) うしとら 藤田和日郎 アニメ [DVD] [Import] [PAL, 再生環境をご確認ください] [DVD]
うしおととら コンプリート DVD-BOX2 (14-26話, 309分) うしとら 藤田和日郎 アニメ [DVD] [Import] [PAL, 再生環境をご確認ください] [DVD]
うしおととら コンプリートBOX 3/3 [DVD PAL](Import) [DVD]