ノーベル賞受賞した本庶佑さん。
癌治療といえば外科手術、化学療法、放射線治療だったところに免疫治療という新たな地平を拓いたすごい人。
おじいさんだけどカッコいいよね。
(見るとこ、ソコか)
説明を聞いてもわからないけど、必死のぱっち(ってナニ)で考える(ぷすぷす…あまり使わない脳が焦げる)。
えーと。
そもそも、体に悪いやつは、白血球さんやらキラーT細胞さんやら免疫細胞が戦って屠ってくれてますよね。
癌というと「ガーン!」っなっちゃうけど、実はありふれた現象です。
通常の細胞がエラーをおこしたのががん細胞で、そのエラーは毎日起きている。細胞は細胞分裂するけど、そのときに細胞のコピーミスがおきちゃうんですねー
まぁ人間だもの、ミスくらいするよね。
毎日がん細胞がうまれているのに我々がぼへーっとしていられるのは、うまれたばかりの初期のがん細胞を免疫細胞たちが必死のぱっち(2回目)で戦って殲滅してくれているから。
がん細胞に罪はない。
しかし存在するだけで体を蝕む、存在が罪な奴。
わたしの理解が間違っていなければ、がん細胞を攻撃するのはNK細胞……のはず。
ーお知らせー
ーーーほぼ「はたらく細胞」がん細胞VS免疫細胞 からの知識でお送りしておりますーーー
癌の専門家の偉い先生もお墨付きの、はたらく細胞の働き。
人間には自分で自分を治癒する力(ザ・パワー)があるんですね。
ブラボー!
だけど殲滅できない場合……
増殖するがん細胞。
どんどん増えて増えて目に見えるほど大きくなると「癌」という病気になってしまう。
そうなると困る。
すっごく困る。
がん細胞が増殖すると栄養たくさん食べちゃうし正常な細胞が減って体が機能しなくなっちゃうからね。
とっても困るわけです。
だから放射線あてたり外科手術で切り取ったり化学療法したりして、なんとかがん細胞を無くそうとするわけです。
しかし、がん治療をするとすっごく辛い。
めちゃくちゃ副作用がキッツい。
それはなぜか?
↓
なぜなら、がん細胞は普通の細胞にそっくりだから。
がん細胞って、我々のからだを構成する一般細胞ちゃんたちの兄弟なのでもうめっちゃ似てる。クリソツ。
あだち充の達也と和也みたいなもん(タッちゃんはコピーミスじゃないぞ!みなみ怒るよっ)
だから区別がつきにくい。
正直言って、まあまあ当てずっぽう。
(言い過ぎ)
がん細胞を攻撃しようと思っても、その横やら上やらの正常な細胞も一緒に攻撃しちゃう。
だってそっくりなんだもん。
見分けつかねーよ!っていう。
NK細胞さんはがん細胞と正常な細胞をきっちり見分ける能力があるんですけどねー
免疫細胞さんがもっとガンバってくれたらいいのにー
ということで、今回のノーベル賞です。
(前振り長い)
本庶佑(ほんじょたすく フリガナがないと読めない)さんは免疫細胞のブレーキ(PDー1)を発見したみたいなんですねー
免疫細胞にブレーキなんてあるの?なんで?
そこはわからないままなんだけど、えーと、多分……免疫抑制?的な?
敵っぽいけど敵じゃない奴を攻撃しないようにするシステムだと思う。(あやふや)
そのシステムをがん細胞が利用して「ぼくを攻撃しちゃダメ!」(ウルウル)ってやってた。(多分)
そんじゃ、このPDー1とかいうブレーキシステムを止めちゃえば、免疫細胞がやる気だすんじゃないの?って開発された治療薬が「オプジーボ」(一般名ニボルマブ)。
免疫機能っていうのは人間が本来持っている機能なので、体への負担も少ないんじゃないか?と言われています。
しかも、免疫機能を活性化させて治療しよう、という考え方ができるようになったことで、他の病気の治療にも応用転用できるんじゃないの?って、世界中の賢い人が「ピコーん!!」ときたわけ。
癌治療以外でも、他の病気でも、はたらく細胞にもっともっとガンバって貰えば治るんじゃないの?って。
発想の転換だよね。
コペルニクス的転回。
ブレイクスルー。
教科書や論文を信用せず、常識を疑い、自分の頭と心で考える。
好奇心を持って自分で調べて自分の目で確認する。
そういう真摯な姿勢が、世界中の多くの人を救う発見に繋がった。
素晴らしい。
わたしも病気になった免疫療法で治療してほしい。
(今んとこ、効くのは2割くらいらしいけど)