各媒体でマンガや映画などが無料配信されてます。
新コロナウイルスに関するあらゆる事柄のなかで、これだけは嬉しい。
てことで漫画好きなわたしとしては無料漫画を読み漁る日々です。
ここ数日更新してなかったのもその為です。
期間限定無料だから今!読まないと。
てことで読んでたうちのひとつ、(2020/03/13:今日:までマンガparkで無料配信)ハチクロこと「ハチミツとクローバー」について!
これ読むの3回目くらいかな?
何度か再読してるけど、やっぱ…面白いんだけど、合わないな。
人気作だけあって魅力があるのもわかるんだけど…
……ダメだ。
気持ちワルい。
何度読んでもどうしてもダメだ。
理由はわかりきってる。
メインヒロインのはぐちゃんがこわい。
みんなのアイドルはぐちゃんを好きになれないと、読むのがツラい。
はぐちゃんがダメっていうより、あのはぐちゃんに恋愛感情をよせる男性たち、っていう構図がダメ。
可愛いよ。
めっちゃ可愛いけど、この可愛さはマスコット的な、そういう可愛らしさでしょ。
年齢より幼くみえる、ってレベルじゃなく、小学生どころか幼稚園児のようにおさない少女を、はぐちゃんを、“そういう目”で見ちゃうキモチワルさに耐えられない。
成人式の写真が「七五三」な女の子を“女”として見る……?
竹本くんも森田も、あの見た目に一目惚れだったわけで。
実年齢は同世代だけど、見た目年齢的には完全なるロリコン……
親子っぽい関係なのに結局ピーーーだった花本先生にいたっては、最終巻読んだあとに一巻を読むと鳥肌モノの気色悪さ。
それでも、見かけは子どもなかみは大人なコナンくんなら良かった。
対等の女性として尊敬したり、共感したり、それで恋心が増していくっていうんならね。
でも。
はぐちゃんはイイコだけど、大人の女性の精神ではない。
中身も子ども。
造形の才能だけを溢れるほど与えられ、それを免罪符に成長することを求めず求められずに生きてきたイノセントな魂。
最初から最後まではぐちゃんは怪物だった。
(とくに最後)
青春っちゃ青春だけど、不毛すぎる恋愛に疲れる。
理屈じゃないのよ恋は。
ってことなんだろうけどね。
山田の片思いの一方通行ぶりの不毛さにはせつなく甘酸っぱい共感を感じた。
それは対象の真山が憎たらしくもいいオトコで、こちらも不毛な片思いに殉じていたから。
報われない恋として納得できるから。
片思いスクランブルエッグなぐちゃぐちゃ青春群像劇なら、恋に納得がほしい。
竹本くんの恋心や葛藤描写が素晴らしいだけに、なんで相手がはぐちゃん?って思ってしまう。
まっとうな好青年の竹本くんが、ハチミツとクローバーなサンドイッチでこのぐるぐる絡まりあった不毛な糸束から抜け出せて本当に良かった。
卒業後はまったく違う別の人間関係のなかで生きていってほしい。
ハチクロ、恋愛じゃない部分の方が好きだったなあ。
原田デザインのわちゃわちゃや、カヲルシノブ兄弟のなんやかんや、北海道ハム先輩…ローマイヤ先輩好きだったー!
ハチクロでいちばんきゅんとしたのはローマイヤ先輩の
「ま、どーしでも行ぐどこさねぐなったら最後は俺ん家さ来い。俺が面倒見でやる。食うには困らせねーがらな」
というセリフ。
めっちゃ好き。
だけどローマイヤ先輩のハムにたかりまくってそれを当然のものとしてるあいつら、ちゃんとなんらかのお返しはしてるんだろうな?甘えっぱなしじゃなかろうな?
(不安)
竹本くんのこういうところが好き。
でも、きっとローマイヤ先輩は大丈夫。
竹本くんみたいにローマイヤ先輩の幸福を願う人が、ローマイヤ先輩の周りにはきっとたくさんいるから。
北海道の荒川ランドって荒川弘(「銀の匙」作者)……?って思ったけど、関係ないのかな。
最終巻買ったのに感想書いてない
来週はマンガparkでぼく地球こと「ぼくの地球を守って」が全巻無料配信されます。