毎年この時期になると、ほんの僅かな期間販売される野菜がある。
うつくしいすがたに心惹かれるも、正体不明の食品に手を出す勇気がなくて見送っていた。
見送ること数年。
今回初めて購入した。
うるい(オオバギボウシの若葉)
オオバギボウシの若葉はウルイと呼ばれ、山菜として賞味される。春先の若葉が丸まって立つように生え、葉の色がうり類の皮に似ているので、瓜菜(うりな)が転化したと言われている。別名としてウリッパ、アマナ、ギンボ、山かんぴょうなどがある。
鮮度が落ちず、保存期間も長く、独特の「ヌメリ」と「シャキシャキ感」の歯ざわりがある。 山菜のアクもないことから、和食のみならず洋食にも適している。ネギに似ているが別種。生食でサラダ、茹でて和え物、炒め物、天ぷらなど。
写真を撮るのを忘れたため、イラストを描いた。
葉先の緑色の部分は生でサラダに、白い茎はエリンギと炒めて甘い味噌(献立いろいろ味噌)マヨネーズで味付けしてみた。
生で食べてクセがなく、春らしい香りと仄かな苦味が爽やか。
味噌マヨ炒めは大正解!
火を通すとぬめり甘みが増すよう。
それでいてシャキシャキ食感は残っている。
シコシコくにくにしたエリンギとの相性も抜群。
初挑戦食材なのにうまくいって嬉しい。
初めて見たときはプクサ(ギョウジャニンニクの若芽)かな?と思った。
ギョウジャニンニクは茎が赤っぽいみたい。葉の緑色もうるいより濃い。
そして何よりネギ属で匂いが強い!
……らしい!
プクサ(ギョウジャニンニク)食べたことがないのでわからない!
以前ドライブしたときに寄った道の駅で手に取ったことはある!
病魔が退散するってことなので今こそプクサを食するべきかも。
プクサが食べられる環境にあるなら、ぜひ!
味付けにオソマ(味噌)使ったのは見た目でゴールデンカムイに引っ張られた。
プクサじゃないけど。
プクサじゃないけど味噌が合う。
うるい(オオバギボウシ)はほぼ無臭。
リュウゼツラン亜科ギボウシ属なので植物としてもぜんぜんネギじゃない。
病魔退散のご利益はともかく、ビタミンC豊富で栄養価が高いらしい。
美味しいのでうるいも食べてみるといいよ。おすすめ。
どっちもおいしいよ