久能整くんのシリーズ最新刊はまるごと山荘!
雪の山荘、嵐の山荘。
集まったのはミステリー好きのいわくありげな面々。
「殺すのか?」
「殺されるのか?」
「やっぱり ころすしか ないんだろうな」
5年前、仲良し夫婦の妻の転落死。
妻が死んだのは事故なのか?自殺なのか?他殺なのか?
殺人事件だとしたら、誰が犯人なのか?
ゲームがはじまる。
お芝居と嘘と真実と、事実。
この7巻は面白かったなあ!
これまでももちろん良かったけど、1冊として綺麗にまとまっていてよかった。
星座のアレとか難しくって、謎がありすぎて、いいんだけど、頭から煙出ちゃうんだよね。
整くんの幼少期がチラリとでてきたけど……ダンゴムシかー……過去編は辛そうだな。
新たなる登場人物レンくんがすてき!
好きだなあ。
とても。
『7SEEDS』の茂もだけど、明るくて無邪気っぽいけど影で努力しているっていうキャラクターを描くのがほんと上手。『BASARA』の那智とかね!
(わたしも反省しなきゃいけないことだけど)対人関係に苦手意識があると「社交性がある人ってスゴイ」で思考停止しちゃうけど、その社交性はタダで手に入れたものじゃないんだよね。
声をかけたり、しっかり耳を傾けたり。
頭と心を相手に向けている。
そして相手からちゃんと受け取ることができる。
褒められたら笑顔で「ありがとう」
予防線をひかずに向き合う勇気がある。
憧れる。
レンくんみたいになりたい。
著者のタムタムは自分から話しかけるのが苦手だったり、話しかけられても「えっ あっ…いや ……そんな……」もごもご……っって、初期のナツみたいにモジモジしちゃう気持ちがわかるから、だから逆に、茂やレンくんみたいな人を描ける。
『巴がゆく!』の巴だって、がんばって前向いてたな。
田村由美作品では強そうで心配なさそうな人ほどぽっきり折れやすくて、弱っちそうにみえたりなんにも考えてなさそうなアホっぽい人ほど芯が強い法則がある。
レンくん、整くんと友だちなるのかな?
ただ、こういう物語で主人公の良い友人になる人って無惨な死を迎えがちなんだよね。
まだ登場したばかりでそんなフラグはないんだけど、良い子っぽいので心配。
ガラムマサラ入りのカレーも食べれないし。
なかなかカレーライスが食べられないねー
うーん、カレーライス、作りたくなってきた。
(今夜は鮭があるからダメだ)
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