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Channel: [ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]
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著作権トラブル解決のバイブル!クリエイターのための権利の本

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本日の読書感想文

 

 

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著作権トラブル解決のバイブル!クリエイターのための権利の本

 

大串肇、北村崇、染谷昌利、他


 

あらすじ 

 

この本は法律の解釈よりも、「実際にどうしたらいいのか」を解説します! 

ネットの普及により著作権が侵害されたり、逆に知らぬ間に侵害してしまったりというケースが増えています。この本は、プロ・アマを問わずクリエイターやコンテンツ制作に従事する方が知っておかなければならない権利や法律について、具体的に「やっていいこととやってはいけないこと」「トラブルになってしまった時の対処方法」を紹介するものです。これまでの著作権関連の書籍よりもより実務ベースで、よくあるケースごとにOKなのかNGなのかを「それぞれの部門のプロフェッショナル」が答えるものとします。

 

この本で解説する「実際にどうしたらいいのか」の一部(詳しくは目次をご覧ください)

◯写真・イラスト・デザイン
街並みなどで無関係の人が写り込んだ写真は使えないの?
東京スカイツリーなどの写真を利用する際は許可が必要?
キャラクターが写り込んでいる写真は利用できる?
ウェブサイトのスクリーンショットは自由に使えるの?
社内資料ならネット上の画像を使用してもいいの?

◯文章・コピー
どの程度の引用なら許されるの?
本や新聞の紙面を撮影して掲載するのは引用に当たるの?
転載と引用ってどう違うの?
リライトした記事なら著作権侵害にならない?
メールや手紙、メールマガジンからの引用はできるの?

◯プログラムコード・ライセンス
ウェブサイトに掲載されているコードはコピーしても大丈夫?
オープンソースを使って作ったものは販売しても大丈夫?
ソースコードには、どの場合に、どのライセンスを選択すべき?
「オープンソースだから安くして」といわれたらどうする?
ライセンス条件に違反して制作を行った場合の責任は?

◯契約・権利の所在
納品した成果物の著作権はクライアントのもの?
自分の作品を公開するのにクライアントの許可は必要?
納品したデザインが勝手に改変されて使われていた
不採用だったコンペの企画やデザインは他社に出してもOK?
コンペで採用されなかったデザインが勝手に使われた

 


 

グッときたポイント 

具体的な事例(オリンピックエンブレム問題や漫画のトレース問題)を解説しているのでわかりやすい。

 

SNSで引用するときはどうしたらいいか、など、気になっているところもはっきり書いてくれている。

 

実際の裁判事例の流れと結果がかいつまんでわかりやすく説明があり、理解しやすい。

 

 


 

こんな人におすすめ 

著作権に興味がある人にオススメ。

イラストや図解も多くてわかりやすい。

マンガや小説の著作権だけではなく、プログラムとかデジタルな著作権のこともしっかり言及されています。

 

 

 

質問形式のコチラも読みやすい⤵︎

 

 

 

 

著作権。

ちょくちょくネットでも検索して関連記事を読んでいるのでザックリはわかっていたのですが、書籍でまとまっていると頭により入ってきやすいような気がします。

 

具体的に自分に関係のあるところをまとめると、やっぱり…

 

 

グレーゾーン

 

 

としか言いようがないみたいですね。

 

わたしがよくやってる画像貼り付けは、本来はアウト。

お絵かきもものすごく厳しく言っちゃうとアウト。

 

文章の引用なども毎回(タイトル、著者名、掲載媒体など)を付記するべき。

 

だけど現実的には黙認されてます、という知ってた案件。

 

ブログでいうと、厳密にはコメントにも著作権はあるかもしれないらしいので、ブログ本文に引用する場合はその点を確認するとか、注意書き(こちらのブログに寄せられたコメントは〜利用することがあります、など)した方がいいんだって。

コメントについて、本を出版してるトップブロガーさんはその旨明記されてますね。

 

 

書き方がはっきりしていて痛快だなぁと思ったのは

「著作権は巧拙にかかわりなく生じる」というところ。

 

つまり、わたしがド下手なポエムやら、似ても似つかない「少年アシベ」の絵やらをかいたとして、ド下手だから著作権は無いよ、ってことにはならないのです。

 

昨日描いたド下手なキャンディキャンディとテリィみたいな絵にも‘ridiaの著作権’はあるということなんですね。

 

上手い下手は著作権には関係ない。

 

と同時に。

 

二次創作物にも著作権はあるんだけど、かといって二次創作がセーフなワケではない。

 

ファンアートはあくまで黙認。

グレーゾーン。

 

 

少年アシベもキャンディキャンディもオリジナルの絵ではないので、わたしが描いた絵にはわたしの著作権があるけれども、それはそれとして、原作絵著作権をもっているいがらしゆみこ先生や講談社に訴えられる可能性はゼロではない。ということ。

 

 

ただまあ、ふつうは訴えられません。

 

 

創作の世界は白っぽい灰色から真っ黒に近いグレーまで、いろんなオマージュやらパスティーシュやらが混在しているので、そのへんはっきりさせると創作活動に支障が出てきちゃいます。

 

プロの作家だけど自分も二次創作物してるっていう人もたくさんいますし、同人作家からプロになった人もいっぱいいます。

 

まなぶは真似ぶ、なので、創作の世界から真似を一掃することは現実的に不可能なんだろうなと思います。

 

なので。

漆黒のパクり(原作者に甚大な被害を与える行為:海賊版サイトで大儲けなど)をしなければ大丈夫。

 

 

アメブロで好きなキャラクターのお絵かきやもしも小説をアップするくらいならお咎めなしでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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