めちゃくちゃ楽しかったー!!
『キルビル』や『ダイ・ハード』『スピード』みたいなドッカンばっかん派手派手アクション映画が大好きなわたしにとって最高の最高!な映画。
ブラピがブラピでかわいかった。
こういう情けな巻き込まれ型(でも超強い)主人公アクション映画がわたしはこの上なく好きでしてね!
なんでこうなっちまうんだ俺は!とか言いながらばんばん敵を倒していくの爽快!
頭使わなくていい映画っていいよね。
それを早い段階で教えてくれる親切設計。
だって、ラスボスが「白い死神」だよ?
鬼っぽいお面かぶった「白い死神」……笑わせにかかってるのか、ふざけてるのか。
これをみんな大真面目にやるから面白いんだ。
頭空っぽで楽しんじマイナー!
ヤッチィマイナー!
というユマ・サーマンの声が聞こえた。(幻聴)
R15なのも納得の「くびちょんばからだちょんぱ」な映画なので、残酷描写はちょっと……ていう人は受け付けないかもしれない。
めっちゃ血も噴き出るし撃つし刺すし斬るし。
爆発するし炎上するし横転するし脱線するし。
だけどわたしはそういうのが好きなのさ!
大迫力の大画面で大音響でどっかんばっかんバトルして欲しいんだ。
(美しい景色とか絢爛豪華な衣装なんかも好き。わくわくする)
音楽も素晴らしかった。
そこそこの長さの映画だったけど飽きさせなかったのは、画面の切り替えとそれに伴う音楽の妙だと思う。ミュージック・ビデオみたいに活躍する登場人物に合った音楽が、その時々で気持ちをリフレッシュさせてくれた。
退屈な映画ってダラダラメリハリがなくて、途中でうとうとしちゃうことってあるけど、この映画はそういうのがなかった。
(騒々しいだけのつまんない映画もあるからねぇ)
公開してすぐだからネタバレになることは言わないけど、「え!?こんな曲流すの?!」ってびっくりしたよ。タランティーノ味ある〜
『機関車トーマス』は数えるほどしか見たことないから、トーマスネタがイマイチ理解不足なのが残念だった。知ってたらもっと楽しめた気がする。知らなくてもいいんだろうけどさ。レモンしか機関車トーマスに詳しくないみたいだったし。
双子の殺し屋レモンとタンジェリン(檸檬と蜜柑)いい味出してたなあ。
双子なのにこのビジュアルにしようと決めたの天才的。
過去振り返りのあの短いシーンでなんとなくそういうこともあるんだろうなって納得できた。
高速列車っていうわりにはかなり停車するから新幹線ではないのかもしれない。
名前が「ゆかり」だし。
紫蘇のふりかけ…?
なんで「ゆかり」にした?
「オウ!ジャァパーン!」な謎日本感がこれでもかのサービス盛りで楽しい。
ジャパニーズヤクザ〜
富士山〜
着物〜
刀〜
お辞儀〜
アリガトゴザイマース!
わざとやってるってことね。
現実の日本よりも「憧れの日本」ぽさがあったかな。
街並みは昭和。タバコぷかぷか。駅のホーム。ボトルウォーターの値段。バーカウンター付きの食堂車。ゆるキャラファミリー車両。
弾丸列車の内装はちょっと九州新幹線っぽかったかも。
アホアホ映画なのにパンフレットも買っちゃった。
真田広之の殺陣がかっこよすぎて『ゴールデンカムイ 』の実写版土方歳三は真田広之でいいんじゃないかと思った。
弾丸列車で大暴れなのがゴールデンカムイ の最終戦ぽくて、このくらいのクオリティだったら最高なのに!と歯噛みしたわ。(邦画じゃ無理だわな)
ブラッドピッドが「7つの…7の……」と7を連発してたのはブラピの名作鬱映画「セブン」にかけてたのかな?
どう思う?
原作にもあるやりとりなのかな?
ブレットトレインオリジナルのセリフなら「セブン」にかけてるよね。
映画も原作もどっちもフォローした人教えて。
原作の伊坂幸太郎『マリアビートル』は未読なので読んでみようと思った。