小林が4人。
ぶっきらぼうで頼れる健吾くん。小林健吾。
しっかり者だけど実は女の子らしい委員長。 主人公の女子。小林吹雪。
イジワルクールなイケメン。小林千尋。
きゅるるんショタ可愛い男の子。 小林大和。
漫画的だ。
漫画ではベタだけど、現実には存在しない感じ。
ショタ扱いされているおまけの小林くんの心中はいかに。
や、作中でも「僕だって男の子だよっ」と言ってるな。
思春期の男子だからね、小林くん。
なりは小さいが、内面まで同じとは限らない。オブラートに包んでいるけども。
委員長が男子を舐めくさってるのは、この年代の女子にはあるあるネタ。
わかんないもんね。しょうがない。
で、ふとしたときにオトコを感じてビビっちゃう。
小林くんはオスの匂いがしないから安心して可愛がれるんだけど、それもね、小林くんだってオトコなんだってことを無視した無神経行為なんだよね。
小林くんはそんな幼稚な委員長の振る舞いを、見かけには現れていない大人の寛容な心で受け止めている。
外見はショタだけど。
コナンくん以上に見かけは子ども中身は大人だ。
傷ついた分だけ優しくなれるのかもね。
表面はバカっぽく明るいのに裏は暗い…ってこのころの花とゆめらしい。
彼氏彼女の事情を思い出す。
健吾くんは同世代のなかでは抜きん出てフェロモンむんむんなので委員長はハリネズミのように警戒している。性的な相手として認識しているからこそのトゲトゲ。
うむ。
たしかに健吾くんはセクシー。
あのそっけない広い背中にはグッとくる。
いざってときは言うし、やるときゃやるし。
少女漫画のヒーローはこうでなくっちゃが詰まってる。
真壁くんタイプね。
もうひとりの小林は物語を潤滑に動かすだけの装置と化していて、気の毒な存在だった。
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おまけの小林くん 森生まさみ
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