初投稿作(受賞したとは言っていない)を掲載。
藤本タツキ、17歳の作品。
ネーム(下書き)もしないでいきなりペン入れしたんですって!とんでもなーい。
内容はまさに藤本タツキ。
処女作にはその作家の全てが詰め込まれている。
庭には二羽ニワトリがいた、というタイトルだけど、人類絶滅物語。
人類絶滅好きだなー
ニワトリといいつつニワトリじゃない。
人間?かと思えばそうでもない。
救かる?
普通はたすかるよね、少年漫画ならね。
だけど、普通って単語ほど藤本タツキに似合わないものもない。
普通なら、って前提は覆される。
荒削りすぎて、ただただとっちらかってしまった作品。
著者も述懐するように、面白くはない。
だけどこれをどうにかしたらいいってものでもない。
上手い漫画じゃないけど、これはこれでいいんだと思う。
とっちらかっているところも含めて、本当に藤本タツキのエッセンスが詰まった短編だ。