歩美の弟の弘樹が好き。
小島さと子
スパンコールのポシェットがおしゃれ。
息子まーくんは帰国しても嫁の実家に行くみたいだし、夫の影は薄い。
しかし彼女の立つ地面は坂道だろうが山道だろうが盤石の安定感。
遠藤真弓
遠藤家の母親。
感情が沸騰して頂点に達したとき、ひんやりしたフィルムの膜につつまれて外界から遮断されたようになる。
離人感とでもいうような、どこか他人事のような冷えた心と、忿怒の腕。
一線を越える瞬間とはこういうものなのかもしれない。
遠藤彩花と高橋比奈子
娘たち。
繊細な彩花、無神経な比奈子。
だけど外からは無神経な彩花、繊細な比奈子、に見えるはず。
高橋慎司
アイドルに似た容貌の美少年。
進学校で上の下〜中の上くらいの成績、努力家、バスケ部でまあまあ活躍。
それで足りないところを探せばさがせるのだからおそろしい。
坂道病
わたしの住んでいる場所も「ひばりが丘」ほどじゃないけどご近所さんにお金持ちが多いし、我が子が逆立ちしても入学できなさそうな学校(学力、財力)もあるので、この感覚は肌でわかる。
着ている服、乗ってる車、漂う匂い(香水)、なにもかもが違うのに、別世界の人たちとすれ違うほど近くにいる。(すれ違うだけ)
「ウチはウチ、ヨソはヨソ」
そう頭で思っていても、いいなあと羨望する気持ちや嫉妬する気持ち、劣等感を、心からぜんぶ追い出すのは難しい。
無理矢理勝っているところを探そうとしたり、逆に向こうの欠点をねつ造したくなったりする。
妄想する材料も見つからないほど希薄な関係で、完全にこっちの勝手な独り相撲なのに。
勝ち負けや上下をつけるなんて馬鹿馬鹿しい。
それはそうだけど、顔の美醜、人望、経済力、学力、なにもかも、比較しないでいられるほど人格者ではいられない。
いつも気にしているわけじゃなくても、どこかで気にしている。
ほんの少し傾斜のある場所にずっと立っているように、その歪みは日々、心と体に蓄積されていく。
高橋淳子
高橋家の母親。
前妻の子である長男にも分け隔てなく優しかった美しいひと。
彼女はどんな人だったのだろう。
独身時代、結婚してからもしばらくの間は、インスタントラーメンに溶き卵を浮かべていた。
それが出来なくなった頃から苦しんでいたのだろう。
仲が良かったはずの妹とも疎遠になり、自分で自分を縛る檻を何重にも構築していたのかもしれない。
鈍感な父親、鈍感な父親になりそうな長男
悪人ではないのだろう。
しかし、鈍感。
遠藤啓介はあやういところで間に合った。
高橋弘幸は間に合わなかった。
高橋良幸は鈍感だという自覚があるから大丈夫かもしれない。
痛いところ
ブログで駄文をつらねているうちに評論家にでもなった気か
……ぐはぁっ
ドラマは観てないけど、面白そう
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