アニメ鬼滅の刃遊郭編を観るたびに原作を読み返してます。
毎週アニメ観てるのに毎回原作読み返してたら毎日観てるか読んでるかになりますね、そりゃブログ書けませんね、っていうループ。
読みかけの小説がぜんっぜんすすまない。
そんな日々の中で思い出したことがあります。
鬼いちゃんこと妓夫太郎、どっかで見たことがあるようなきがするなぁああああ!!って思ってたんですよ。
ニュアンスっていうか、人間性のエッセンス的な…
で、思い出しました。
ジョージ秋山のアシュラだ!ってね。
知ってます?
「生まれてこないほうがよかったのに」(鬱名言)でおなじみのアシュラくん。
作品タイトル=主人公名「アシュラ」の主役です。
昔のマンガって主人公の名前ばーん!ていうシンプルなマンガ多かったよねえ。
わたしは作品タイトルはシンプルなのが好きなので、昨今のなろう小説ライトノベルの文章スタイルのタイトルは毛嫌いしております。
(でも読むと内容は面白いのもあってナンダヨって思ったりもします。めったに手に取らないけど)
アシュラくん。
こんなキャラクターです。
生まれたときから疎まれ、容姿も醜く、性格も捻じ曲がっている。
生きていくことが苦痛で仕方ない。
生まれてこなければよかったということの連続。
それでも生きている。
という鬱マンガ。
鬼いちゃんぽくないですか?
悲惨なのは、このアシュラくんには梅ちゃんがいないのです。
童磨もあらわれない。
お坊さんは登場するけども、鬼いちゃんみたいな境遇の人にお坊さんのありがたい説教は届きませんよね……
あまりにも絶望が深い。
絶望の底にいるのになお生きなければいけないとしたら、そういう人に、何が言えるのか。
悪の選択肢しか与えられず、その他のあらゆるものを取り上げられてしまったら。
なんかね……
悲しい事件の背景を知ったときとか、ニュースを知ってしまったときの虚ろな気持ち遣る瀬無さに似た感情。
だとしても、どれだけ同情に足る背景があったとしても、それでも、やっぱり許されない行いというのはあるわけで。
優しい炭治郎だって兄妹仲良くしよう、くらいしか言えることはなかったわけで。
鎌をふるうようになってしまう人間をゼロにするのは難しいだろうなと思います。
遊郭編のあの兄妹は人間として生きていた頃より、鬼になってからの方が楽しかっただろうし。
「アシュラ」って松山ケンイチ主演でドラマやってなかったっけ?
と思ったら「銭ゲバ」だった。
そりゃそうだ。「アシュラ」実写化できるわけない。
というか「アシュラ」の記事もなかった。
ジョージ秋山作品は「銭ゲバ」しか感想記事かいてないのかー
「浮浪雲」も書いてないのね〜
書いてないなあ。いかんなああ。
「浮浪雲」亀さんのことだけちょっと書いてた。
ジョージ秋山の「アシュラ」は無料公開してるけど、たいへんグロテスクな描写の多い問題作なのでそういうのが平気な人にしかオススメできません。
名作だけど、ホントに暗いし残酷なんだ……