この朝ドラは大河ドラマだった。
カムカムエヴリバディ堂々完結!
女3代100年、母と娘の物語。
最終回はこれまでを振り返り、その後をチラ見せし、その先を予感させるすてきな大団円。
最終回一個前に「アイラブユー」で凍っていたわだかまりは春の雪解けをむかえ、るいの前髪もおでこオープンに。
このドラマの登場人物たちはみんな間違ってばかり。
うまくいかず、成功せず、ひなたの道を歩こうとするその足取りは危なっかしい。
でも、そういうもんだよね。
正解のルートなんて見えない。
あのときああしていれば。
あんなこと言わなければ。
もっとがんばっていれば。
あっちに行けば。
だけど気がついた時にはその「とき」は過去のもの。
取り返しがつかない。
戻れない。
だけど間違っても失敗しても、その先にもひなたの道はある。
最大限の努力をしても、運が悪かったり実力がなかったりタイミングが悪かったりでうまくいかないこともある。
成功しない。
失恋する。
希望の職に就けない。
それでも、第一志望の夢が叶わなくても、幸せにはなれる。
そういうドラマだったと思う。
さいごにひとこと
終盤の深津絵里の演技は凄かった