ガールズトークといえば、キラキラ女子がキャッキャウフフと恋バナに花を咲かせる(表現が昭和)…そんなイメージ。
あまたの女子会で話されているガールズトーク。
が、世界はseventeenやMOREやらLEE(人気ファッション女性誌。女性誌の名前がわからなくてググった)に出てくる女性ばかりではない。
ググらないと女性誌の名前すら出てこないわたしのような人間もいるのだ。書店大好きで本屋に入り浸ってるのになぜ女性誌が出てこない。ダメじゃん。
そりゃティラウスも知らんわ。
ゴリララミーさんのモテないネタって安定の面白さ。
笑いながらも胸がチクチク痛むのはモテ女子になれなかったルサンチマンが消えないせい。
(「ルサンチマン」とは - ルサンチマン 2 [(フランス) ressentiment] 〔哲〕 ニーチェの用語。被支配者あるいは弱者が、 支配者や強者への憎悪やねたみを内心にため込んでいること。
この場合は強者=モテ女子 弱者=モテない女子である。説明終わり。)
なぜか心に沁みいる…
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なぜか心にしみいる…
ってワード、なにかと思えばガラスの仮面のたけくらべの美登利(を演じるマヤ)のセリフだった。
ファッション用語はさっぱりだけど漫画ならでてくる。
モテない女子会……
見える…見えるぞ…うん10年前…
わたしの記憶…
過去の扉が開かれる…ギギギギィ〜
メスブタ会議
説明しよう。
メスブタ会議とは、わたしとその友人たちで行われた女子会議のことである。
メスブタっていうとエロ漫画で性奴隷的な扱いを受ける女性を指しがちだけどエロい意味はない。恋という性欲の詩的表現であるところの現象に心奪われつつもままならない青春の劣情を表現しているのである。ブヒブヒ。
議題はつねに
「なぜ我々はモテないのか?どうしたらモテるのか?モテ女子羨ましい妬ましい。現状が不安不満。こんな恋がしたい(妄想)」
というもの。
もうね、議題からしてモテないよね。
大学在学中にこの会議、100回は開催したんじゃないかな。暇さえあれば、隙さえあれば開催してたから。
アルコール有りのときもノンアルコールのときも、飽きずに何時間も話していたっけ…(遠い目
が、モテない女子のガールズトークはもっぱら妄想恋バナ。
なにしろ実体験が無いから…メンバーの誰も彼も過去の恋愛話っていうストックもないから…もちろんリアルタイムに彼氏()なんていう幻獣もいない。
ユニコーンかヒッポグリフか?ってくらい遭遇しない。
二股だの逢えなくて震えるだのっていう相談もない、恋の不毛地帯。
不毛地帯すぎて片思いの話すら出てこない。
世界の半分は男性で構成されているはずなのに、メスブタ会議構成員の前に王子様は登場しない。
そんな枯れ果てた荒野の恋愛事情でも、ときおり…砂漠に降る雨のように希少な…リアルな恋が発生(もはや異常事態扱い)することもある。
仄かな淡い異性との接近遭遇があったりも。
モテ女子ならばめずらしくもなんともないエピソードも、我らには恵みの雨、まさに甘露。
乾ききった乙女心にしみいる。
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(またも美登利)
ほとんど想像と妄想で日々を過ごしていると、
(彼氏でも意中の人でもないふつうの知り合い男性が)
歩道を歩くときに車道側にまわってくれた…!
という、ただそれだけの出来事だけでどんぶり3杯イケちゃうようになる。
そんな些細な事実だけで紛糾するメスブタ会議。
女子扱いされた…!
という感動である。
自動車の走る側は危ないから男が歩くのさ
…かよわい女子である君は、俺が守ってあげるよ…
(脳内イケボ=イケメンボイスで再生。もちろん現実の彼はそんなこと言ってない)
きゃー!!
んも〜 やだぁー!
ウフフ〜あははぁ〜!!
(妄想で身悶えるメスブタ会議の面々)
たったこれだけのことが何度議題にあがったことか。
こんなレベルでも、モテない女子にはときめきのエピソードなのである。
味がなくなったガムをいつまでも噛み続けるように、何度も何度も反芻し続ける。
似た議題に、自動車に乗せてもらったときに急ブレーキをかけた運転手男性に「怖かった?ごめん」と言われた。
というのもある。
(蛇足だが、恋人デートではなくサークルの乗り合いでの出来事。車内2人きりですらない)
いかに恋の旱魃がきびしかったかおわかりになるのではなかろうか?
ちなみにこんなエピソードで盛り上がる明るいアッパーなメスブタ会議はマシな方で
「うちら…一生モテないのかな?」
「わたしなんてデブだし話も面白くないし、もう諦めた」
「そんなことないよ。〇〇は女らしくてキレイだよ」
「…ありがとう。そう言ってくれるのは女だけだけど」
「わたしだって自分が男ならわたしを選らばないもんな…」
「いや、△△いい子じゃん」
「男の子にもそう思ってもらえたらいいのにね…」
愚痴と傷の舐め合いがメインだった。
うん、モテないよね。
メスブタ会議を開いているようでは恋愛指南書以前の問題。
こじらせまくったホンモノのモテない女子の実力は恋愛ハウツー本では太刀打ちできない。
モテる女子はそもそも漫画も恋愛ハウツー本も読まないからね。
女子会やってて構ってくれるイケメンなんか(現実には)いない。
まあ、そもそもこんなにキレイで可愛い アラサーっていう時点で非現実的だけどね。
現実にはモテない女子は外見も「そりゃモテないでしょうね」って納得だから。
可愛いのにモテない。キレイなのにモテない。そんなの無いからね…
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