雷親父の「筑前煮を求めて」からの流れがあたたかくもせつなくて、泣けた。
雷親父で頑固ジジイの有村さんは、現実ですれ違ったらきっとウザいうるさいお爺さんだろう。
じっくり付き合ってみたら味がある人でも、関わりを持とうとしなければわからない。
秀樹くんだってはじめはウザいと思っていた。
だけど、いつしか親友になっていた。
おじいさんと小学生。
いっしょに料理して、いっしょにごはんを食べて。
家族にはナイショの秘密をつくって冒険をした。
土のまじった熱い汗がふたりの消えない絆になった。
冒険。
それはきっと、最初に行ったことのない路地に入り込んだときからはじまっていた。
謎のおじいさんを尾行することに決めたとき、秀樹は今までの殻をやぶったのだ。
ドキドキしながらも回れ右しなかったその一歩が、秀樹をちょっぴりおとなの男に近づけたのだ。
全体では、「すみっこごはん」の危機と、成り立ち、スパイ探しの巻だった。
探偵役と容疑者たちが一堂に会する場面は往年のスパイ映画のよう。
意外にも、みんながみんな、どこか怪しいなんてね。
そして。
まさか犯人があの人だとは。
そういうことがあったんなら言ってよー
再開発の話はいまだ燻り、不穏な気配とおいしそうな匂いを漂わせ、次巻につづく。
雷親父で頑固ジジイの有村さんは、現実ですれ違ったらきっとウザいうるさいお爺さんだろう。
じっくり付き合ってみたら味がある人でも、関わりを持とうとしなければわからない。
秀樹くんだってはじめはウザいと思っていた。
だけど、いつしか親友になっていた。
おじいさんと小学生。
いっしょに料理して、いっしょにごはんを食べて。
家族にはナイショの秘密をつくって冒険をした。
土のまじった熱い汗がふたりの消えない絆になった。
冒険。
それはきっと、最初に行ったことのない路地に入り込んだときからはじまっていた。
謎のおじいさんを尾行することに決めたとき、秀樹は今までの殻をやぶったのだ。
ドキドキしながらも回れ右しなかったその一歩が、秀樹をちょっぴりおとなの男に近づけたのだ。
全体では、「すみっこごはん」の危機と、成り立ち、スパイ探しの巻だった。
探偵役と容疑者たちが一堂に会する場面は往年のスパイ映画のよう。
意外にも、みんながみんな、どこか怪しいなんてね。
そして。
まさか犯人があの人だとは。
そういうことがあったんなら言ってよー
再開発の話はいまだ燻り、不穏な気配とおいしそうな匂いを漂わせ、次巻につづく。
感想記事
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